アミノ酸シャンプー アロマのやさしさ開発物語

10. あとがき

「アロマのやさしさ」を開発したハーベストシーズン代表の西尾達広です。このシャンプーの開発物語を最後までお読みくださり、ありがとうございました。「アロマのやさしさ」がどういった動機と考えから生まれてきたシャンプーかご理解いただけましたでしょうか。

私は高度成長期が終わった1970年代に子ども時代を過ごしました。そのころ、お菓子に含まれる合成着色料の安全性が問題になり始めていました。思い出してみると、小学校低学年のときに手にしたお菓子は、すごく色が濃かったり、カラフルだったりしたように思います。時が経ち、中学生ぐらいになる頃には、そういったお菓子はあまり目にしなくなりました。消費者が合成着色料の問題に気づいて、不自然に色のついたお菓子を敬遠するようになったのでしょう。お菓子メーカーが消費者の求めるものに応じて、作るものを変えていったのだと思います。

お菓子だけでなく、近年食に対する安全性には、ますます関心が払われるようになりました。お米や野菜などは、無農薬のものを求める人も増えてきました。自分で栽培したことがあれば判りますが、野菜は虫が食っていて当たり前です。農薬を使わずに虫食い穴のない「見た目が綺麗」な野菜を育てることなど不可能です。厳しい競争にさらされている生産者は消費者の求めるものを作ろうとします。スーパーで虫の食べていない野菜をわざわざ選んで買い求める消費者は、それを作る生産者に「たくさん農薬をふりかけて野菜を作ってください。」と言っているのに等しいことになります。

見栄えが悪くて、虫食い穴が沢山開いても、農薬を使わずに育てられた野菜を家族の食事に使いたいと思う人が増えたことが、生産者の姿勢に影響を与え、一昔前は探してもなかなか見つからなかった無農薬・減農薬の野菜が今では簡単に手に入るようになりました。この数十年で、食品の安全性に対する消費者意識の変化は、生産者の姿勢を大きく変えてきました。

ところが、化粧品に関してはどうでしょうか?相変わらず、イメージを前面に押し出したCMの出来不出来が売上げを左右する大きな要因です。インターネット上の口コミサイトでは、使ってすぐの短期的な感触や仕上がり感ばかりが評価され、その化粧品の成分が長期的にどういった働きをするのか、理解して購買につなげている人というのは極めて少ないようです。

だからこそ、多くの化粧品メーカーは相変わらず、表面的な使用感・短期的な仕上がり感をよくするだけの成分をいっぱいに配合した化粧品を作り続けています。宣伝や広告に沢山のお金を使いながら・・・。この開発物語は、「アロマのやさしさ」という私たちが開発したシャンプーに込めた思いを知って欲しくて作ったものですが、一人でも多くの方に化粧品の成分について注意を払いながら、商品を選ぶことの大切さを知るきっかけにしていただければ幸いです。

株式会社ハーベストシーズン
 代表取締役 西尾 達広

アミノ酸シャンプー「アロマのやさしさ」
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アロマのやさしさ スキンローション開発物語
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