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ティートゥリー(Tea-tree)の名前は、キャプテン・クックがオーストラリアを始めて訪れた時、アボリジニの人達がこの木の葉でお茶を入れたことに由来しています。(お茶の葉が取れる、ツバキ科のお茶の木(Thea
sinensis, Camellia sinensis)とは全く別の植物です。)
原産地オーストラリアの原住民、アボリジニはティートゥリーの優れた力を古くから見出し、同じくオーストラリア原産のユーカリと同様に、その葉を様々な用途に使用してきました。ティートゥリーの優れた作用は、20世紀前半にイギリス人の知るところとなり、その後ヨーロッパでも使われるようになりました。近代アロマテラピーの礎を築いたフランス人医師、ジャンバルネ博士によって第二次世界大戦中に、ティートゥリーが最前線の兵士に対して用いられたのは有名な話です。
ユーカリは19世紀後半にヨーロッパに移植され、栽培されていますが、ティートゥリーは現在でもオーストラリア以外の地域への移植は成功していません。当然、エッセンシャルオイル(精油)は全てオーストラリア産のものとなっています。ヨーロッパでは、術後の経過への影響を考えて、手術を行う前にティートゥリー油を使ってマッサージを施している病院もあります。オーストラリアには、そこで泳ぐと健やかになると言われた湖がありましたが、湖岸にティートゥリーが茂って水面に葉を落としていたことがその不思議な力の秘密であったという言い伝えがあります。
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