|
2000年以上前から、ケルト人はクラリーセージのハーブに人を陶酔させる作用があることを知っており、宗教的儀式を行う時に飲むお茶をクラリーセージの葉から作っていました。クラリーセージは陶酔作用と同時に強く甘い芳香を持つため、17世紀のイギリスではビール醸造の原料となるホップに代用されていました。ドイツでも、クラリーセージのエッセンシャルオイルの香りがマスカットワインに似ていることから、質の悪い安物のワインの風味を調えるために使われていました。このようにして作られたビールやワインを飲んだ人は、とてもひどく酔っぱらい、二日酔いに悩まされたという記録が残っています。実際に、飲酒中にクラリーセージのエッセンシャルオイル(精油)を使用すると、酔いが増長され気分が悪くなる場合があるので、注意が必要です。
クラリーセージの名前は「清浄な」「明るい」を意味するラテン語の「クラルス」(英語の「Clear」に相当します)に由来しています。学名のsclariaはギリシア語で固さを意味する「スケリア」という言葉に由来し、これはクラリーセージの花弁の先端が小さく固い点になっていることから来ています。
クラリーセージは、中世ヨーロッパでは、眼のトラブルに対して用いるハーブとして扱われており、「クリアー・アイ」(Clear
Eye)と呼ばれていました。
|